お地蔵様ありがとう!地蔵盆|手作り手書きのぼる工房

2022/08/18 ブログ
地蔵盆について(写真に筆文字合成)

寒いですね!と言って8ヶ月が経ちましていつまでも暑いですね!

と言ってる毎日ですが皆さんお元気でしょうか⁉

事情が重なり半年ばかりブログを休ませていただきましたが

今回よりまた書かせていただきます。

どうぞよろしくお願いいたします。

 

地蔵盆について縁日の写真に筆文字で合成しました。

今回は、お地蔵さんの縁日であります。

「地蔵盆」についてお話します。

地蔵盆とは、名前のとうりお盆の頃にお地蔵さんにお供えをする行事です

私たちにとって馴染みのある“お地蔵さん”ですが、

本来は“地蔵菩薩(じぞうぼさつ)”といいます。

地蔵菩薩(じぞうぼさつ)の縁日と呼ばれ、

この日に参拝するといつも以上のご利益があるといわれ

毎月24日にもともと地蔵盆は行われていましたが、

今では8月を特に地蔵盆と呼ぶようになっています。

地蔵盆の時期は地域によって違いはありますが、

基本的には8月24日前後に行われます。

全国には、各所ににお地蔵さんが祀られ

経典や地蔵和讃に関するお話が残されています。

そんな慈悲深いお地蔵さんに感謝して、

限りない恩徳をたたえる祭事が、地蔵盆です。

お地蔵さんの手書きのイラスト1

 

地蔵和讃より

 

地蔵和讃から子供を慈しまれる

お地蔵さんのお話をします。

 

幼くしてこの世を去った子供の魂は、

三途の川のほとりにある「賽の河原」に赴くと言われます。

そこで思い出すのは、優しかった両親のことです。

そして、両親に会うため賽の河原の石を十個積み上げようと

「一つ積んでは父の恩 二つ摘んでは母の恩・・・」と、繰り返し

あと少しというところで、鬼が出て来て積み上げた石を崩してしまいます。

何度やっても、鬼が出て来て崩してしまいます。

賽の河原では、「お父ちゃんに会いたい お母ちゃんにあいたい」と、

泣き叫ぶ幼子の声がこだまします。

そんなとき、お地蔵さんが現れ

「泣く事は無い 私を冥途の父母と思い慕ってくれれば良い」

と、言って自分の衣の中へ入れます。

温かいお地蔵さんの温もりは、生前の父母の温もりなんです。

お地蔵さんが付けている赤いよだれかけは、

幼くして逝った幼子に父母が、

「このよだれかけは、自分の子の物です。

お地蔵さんどうかよろしく助けて下さい」

と言って、お地蔵さんが分かりやすいように目立つようにと

目印として首に巻きつけます。

 

そんな慈悲深いお地蔵さんに

道端で出会ったら静かに

感謝の心で、手を合わせてみてはいかがでしょうか。

 

今回のブログは、お地蔵さんへ感謝の心で描かせて頂きました。

 

お地蔵さんの手書きイラスト2

こちらの画像は、

岐阜県各務原市鵜沼に有ります貞照寺のお地蔵さまです。

境内奥にたくさんのお地蔵さまが並んでおられます。

土のお地蔵さんにもよだれかけが結んでありますが他所のお地蔵さんと違うところは

赤いよだれかけでは無くよだれかけに模様が有り一つ一つ模様が違っています。

我が子を見つけてほしいと生前の切れ端をお地蔵さんの首に巻き付けているのかもしれませんね。

古より語られた風情なる伝統文化には何かがあるはずです。

8月24日の縁日には、ぜひお参りにお出かけください。

 

写真に筆文字で合成